かつてお茶出しや電話を取るのは女性の仕事だった。
男性はビジネスの表舞台で女性は裏方。
性的分業というのか男女差別というのか、
そういう時代がかつてはあったみたいだ。
ボクが今31歳で男女雇用機会均等法が施行された1986年生まれなので、
それ以前には社会のムードとしてはだいぶ違ったんだろう。
その頃にはもう働いていた18〜22歳以上の世代が
今の50歳より上の世代というわけなので、
そのくらいの年代はなおさら男尊女卑な雰囲気だったのかな。
もちろん今でもそういう傾向はあると思うけど、
ボクが社会に出た頃にはもう新入社員の教育として
男女関係なく接遇マナーの研修があって、
男性だからお茶出しはしなくていいという時代ではなく
割りと普通にお茶を出していた。
でも最近入ったとある同僚(40代女性)に言われたのが
「今までの人生で男性がお茶出しをするのを初めて見た」
とのこと。
ボクはサーブするのが好きだからやってるし、
お茶がおいしかった!と褒められると嬉しいのもある。
一方では「お茶出しは女性がするもの」
という考えを推奨したくないのもあって、
意地でやっている一面もある。
そのとき手が空いている人がやればいいと思うし、
むしろあまり飲まれないお茶を出す必要があるのか…
という疑問もある。
それに自分が「男だからするべき」と言われるのが嫌なので
「女だからするべき」と思われていることも率先してやる。
つまりは得意な人や、やりたい人がやった方が
世の中うまく回っていくんじゃない?という考えなんです。
だから今日もせっせとお茶を出すわけなんですね。