ユータロの日記

考えたこと、日々のこと、彼とのこと。

小林ゆみさんのブログを読んだ感想なぞ

Yahooニュースを賑わせた、
小林ゆみさんのブログを読んでみました。
以下はブログからの引用です。
(読みやすいよう改行箇所は変わっています)
 
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性的マイノリティーについて
 
昨日の質問のメインは、これでした。
近年、性的マイノリティーの人権擁護運動が世界中で広まっています。
ただ、日本は性的マイノリティーに対する差別が他国よりもずっと少ない国です。
トランスジェンダーである私の友人は、
「もともと差別された覚えはないし、
 こういう風に騒がれると目立ってしまい、
 逆に差別が生まれてしまいそうだ。」
と懸念を表していました。
 
しかも、レズ、ゲイ、バイは性的指向(好み)、
トランスジェンダーは性的自認(障害)であるという大きな性質の違いがあるため、
私はそれらを一括りにすること自体に疑問を抱かざるを得ません。
 
こういった人権問題が始まると、
「人助けしよう!」という気持ちが膨らみ過ぎた結果、
マイノリティーに対して差別的な目線を送るマジョリティーと
少数民族問題などがその例。)、逆に力が肥大化してしまって、
マジョリティーを迫害するマイノリティーが生まれてしまう可能性があります。
(アメリカのウエディングケーキ訴訟などがその例。)
 
私はそれを最も恐れています。
差別のないところに、新しく差別や憎しみ、恨みを生んでしまうことです。
簡単に言うと、やり過ぎて逆効果になることです。
本当に性的マイノリティーの方々が望むことをその都度考えて、
法やその他の社会的ルールと合わせ、対処していけば良いだけなのに。
 
何事においても「100パーセント全員にとって良いこと」はできないので、
一人一人がもっと他人にまで視野を広げ、
その時の最適な決断をできるようにしたいですね。
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いろいろな意見があるかと思いますが、
ボクは彼女の主張で共感できる箇所がありませんでした。
 
確かに同性愛や両性愛は自然界に一定数存在するので、
障害ではなくただその数が少ないだけです。
必要以上にその権利を主張する必要があるとは思いません。
しかし問題なのは必要相当の権利が認められていないことです。
 
異性愛夫婦と同等の権利がないことはもちろん、
(例えば、婚姻や相続などは顕著な例)
一緒に住んだり、パートナーの手術に同意したりするにも
たくさんのクリアすべき課題が生まれます。
 
つまり障害はその人が生まれ持つ性質なのではなく、
社会が決めたルールに当てはまらないことで生じる不便それ自体が
人が生きる上での「障害」となるのであって、
私達当事者やその支援者の主張がやや過剰だと思うのは
なんだか的外れな気がしてしまいます。
 
ま、難しいこと言ってみても仕方ないのですが、
唯一言えること。
 
差別はあります。
 
同性愛の話を冗談ぽく話しているのを聞いたことありませんか。
「お前、ホモだろ」とか「ホモって気持ち悪い」て聞いたことありません?
そもそも同性愛者が存在しないかのように、
「結婚しないの?」とか「どんな異性がタイプ?」と聞くことは
何の差別にも値しないというのでしょうかね。
生まれてから死ぬまで不特定多数の人に言われ続けるそのストレス。
自分に向かっている言葉でなくても、
学校、職場、店、町中、テレビ、ネットなど多く場所で
上のような言葉は溢れています。
いじめられて自殺してしまう同性愛者もいます。
そういうことをすべて知って発言しているならいいですよ。
でもそういうことを知っているような人が発する言葉ではない気がします。
 
政治家の発言はそれだけ影響力が大きいのです。
 
こういうことが公で議論されるようになったこと自体が
少しは前進しているとも考えられるけど、
この国の人権意識はまだまだだなと感じてしまいました。
 
 
 
 
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