昔、下宿していたところのご飯はひどかった。
今でもネタにするくらいおかしいご飯だった。
料理がたいして出来ないのに
なぜ下宿屋をやろうとしたのかは謎だ。
それでも目玉焼きの焼き加減だけは好みだった。
卵の白身の端っこの部分をジリジリと固めに焼いて焦げ目をつけ、
蒸し焼きにしないで焼く。だから黄身は半分まだナマ。
ひとつの卵でいろいろな食感を味わえるってわけ。
今日、夜ご飯の目玉焼きを作りながら、
そんなことを思い出した。
さて、待ちに待った宇多田ヒカルのニューアルバム。
今それを聞きながらブログを更新している。
いろいろなところで本人も言っていることだけど、
どうやら意識的に歌い方を変えたようだ。
軽やかになって気持ちが乗りやすくなっている。
…気がする。
言葉だけでは伝えきれない思いだから、
音楽にして伝えるってのは天才やな。
それが絵だったりアクションだったり。
アーティストって本当にすごい。羨ましい。
自分もそういう何かがあったら良かったんだけど。
そんな才能に嫉妬したり感謝したりしながら、
消費者であるしかないわけだけど。