ユータロの日記

鹿児島に住んでいる、とある男の日常をつらつらと。

何様

子どものうちは、真面目で大人がラクちんな子どもが好まれる。

勉強も運動もしっかりする聞き分けの良い子ども。

わがまま言ったりせず人に迷惑をかけない子ども。

喫煙も飲酒もしない校舎の窓ガラスも割らない、そんな子ども。

 

でも、大人になると「昔は悪かった」がなぜか幅を効かせる。

昔、大人たちの中で「悪い子ども」だったはずなのに、

それがいい感じにその人の付加価値になっていくのだ。

今はこんなに立派になって…といったふうだ。

そして昔から「良い子ども」で居ざるを得なかった子どもは、

どうしたものか大人になると色褪せ始める。

なんだか真面目でつまらない人…といったふうだ。

間違いもおかさず、迷惑をかけまいと生きてきたはずが、

大人になったらつまらない人間呼ばわりとはあんまりだぜ。

結局のところ大人の言うことなんてのはその程度のものだ。

長期的に考えて本当にいいアドバイスを伝えてるのではなく、

(そういう大人もほんのたまにはいるのだけれど)

自分がラクちんで納得できるようなことを言ってるだけ。

大人だって自分がイチバンの人間ですから。

 

だから、いろんな人がいろんなことを言うけれど、

信じたい人だけを信じて生きていけばいいのだ。

信じられることだけを励みに生きていけばいいのだ。

 

朝井リョウさんの「何様」を読んでいてそんなこと思いましたとさ。

何様

何様