ユータロの日記

考えたこと、日々のこと、彼とのこと。

ボクの知らない世界

今日は休みだったので映画を一本見ました。それはもちろん

Midnight in Paris(2011)

今のボクは兎にも角にも目につくフランスものに飛びつく

フランスかぶれ状態なもんで…。

 

この映画では主人公が1920年代のパリにタイムトリップし、

ピカソやダリ、モディリアーニなんかがカフェやパブにいて

ヘミングウェイと女性(ピカソの愛人)を取り合う場面も。

この映画を見てパリの美しさを感じたのはもちろんだけど、

次々に出てくる昔の芸術家について

(わー、名前は知ってるけど、作品は読んだことない)

(絵は見たことあるけど何を表現したのかよく知らない)

(この人、有名ぽいけど、名前すら知らない…)

と思うことが多くあって、自分の無教養を猛反省…。

これじゃ美術館行くの好きなんです、とか

休みはカフェで読書してますよ、とか言うとエセやな。

ホラ吹きやな。ホント、なんにも知らない。

ま、知らないと思うところがスタートなわけだけど、

絵とか文学が好きならもっと色々な作品に触れてみよう、

と改めて思ったわけですね、今日。 

 

あとは、言語!

フランス語が聞こえるとなんだか嬉しくなるんだよ。

少しでも分かると、もっと勉強しよう!と思えるし。

10代の頃は英語が大好きで夢中で勉強したんだけど、

大学に上がる頃には受験英語に飽きてしまって

結局仕事には全く繋がっていない現状。でも今回、

フランス語を勉強し始めて10代の頃を思い出したな。

そしてまた、もっと色々な言語を知りたい文化を知りたい

という好奇心がモリモリ盛り上がってきている。

ヨーロッパ旅行をきっかけに心が開いてきている。

(というと少し大げさかもしれないけれど)

今はこの気持を大切にしたいと思っています。

 

あと、自分の中では繋がっている話なんだけれど、

ここ最近騒がれてる某番組のホモファビア的アレについて。

ああいう番組を公共の電波で不特定多数に晒しているのは

同性愛の一当事者としては不愉快ではあるけれど、

見ないから関係ないと言えばないか、という感想です。

アレきっかけでは虐められてないし。ただ、

テレビっていうのは情報発信者・表現者としてのレベルを

常に世に晒しているのと同義なわけだから、

自分たちの首を締めている行為でもあるわけで。

組織上層部や仲間内でウケがいいのか

長らく付き合ってくれている視聴者に媚びているのか

ゲイを馬鹿にして笑いをとることによるストレス発散なのか

それは知らないけど、品はないよね。あと愛も信頼性もない。

誰もいつ自分が笑いものにされるか分からないってことだし。

それに世の中には人々の好奇心を刺激したり

価値観を揺るがすような衝撃、感動を起こさせるものは

たーくさんある。過去にも現在にも、そして未来にも。

だからさ、

そういう小さな世界で笑いあっている人たちに怒ったり、

自分の過去を掘り返して傷つくよりも、

サーッと横を通り過ぎていこうよ。

アイツらなんか置いていこうよ。て、思う。

強がりでもなく、励ましでもなく、ただ、そう思う。

大好きなヒッキー(宇多田ヒカルさん)も言ってたけど、

どうしようもない時に使えるのはユーモアしかないって。

アレが彼らのユーモアだとしたら救いようがないわけだし

そこに構っていても一緒に衰退していくだけ。それに

それは彼らの問題であってボクらの問題ではないよ。

 

※アレってのは言葉にするのもアホらしいキャラクターのこと