今日はコレ。
邦題「最強のふたり」
フランス映画だったんだね。
フランス人はユーモアを大切にすると聞いたことがある。
この世にはあらゆる差別が存在していて、
差別される本人たちにはどうしようもないことが多い。
誰かを見下さないと生きてけない人たちがいるってこと。
(まあそれはたいてい小さい頃からの、大人たちによる
刷り込みであることが多いんだけれど…)
人を差別せず多様性を認め、みんなが生きやすい世の中を作るのが
ベストなのかもしれないけれどそんなに強い人は多くない。
だから人生をユーモアで切り拓いていく主人公ドリスの姿が
なんとも愛おしく感じた。根がとても優しいし力んでいない。
そしてフランス映画は芸術的な造詣をあちこちで問われる。
音楽や絵画、歴史なんかはちょっとした会話の端々に出てくるから
知っていればユーモアもよりユーモアと感じられるのかもしれない。
同性愛者も昔っから差別される対象だよね。
だからときに隠したりごまかしたりして生きていかなきゃ生きづらい。
ゲイに生まれて良かった、生まれ変わってもゲイがいい、
とボクは思わないけど、今の自分がそれほど不幸だとも思っていない。
細々とした差別的な発言は日々呼吸をするように見聞きするけれど
何も感じず鈍感で無頓着でいるよりもいいと思う。
少しずつ傷を負ったとしてもそれですこし優しくなれるなら。
差別的な発言をユーモアで笑い飛ばせる日がくるといいんだけど。
あと、有名なフランス人ミュージシャンZAZの音楽も最近よく聞いてます。