ブログを書く、ツイッターでつぶやく、
イラストを描く、など
僕は日頃、自己表現の真似事を試みていますが、
方向性やその意味を失ってしまうことがあります。
あるんです。生意気にも。
そこで手に取ったのがこの一冊。
本書の趣旨は、えっと、題名そのままです。
とにかく自分が読みたいと思うもの、
面白いと思うものを書けばいいし、
例えそれが誰にも読まれなかったとしても
自分が喜び満足できればいいのだ、という
自己満足・自己完結がすべてのスタートで、
バズるとか仕事につながるというのは
おまけみたいなものだという考えが述べられています。
今は本屋に行くと「成功する〇〇」の本がたくさん置いてあるし、
Web上にも「〇〇するために必要なこと21選」みたいは記事がゴロゴロあるし、
しかも日々それらは更新されていくので、
世に挙げられている成功者による成功の秘訣を
読むだけで人生が終わってしまいますね。
とりあえず、
自分が感じたことを書いてみる、
読んでみたいものを書いていくと、
思わぬ方向へ世界が広がっていったり、
思わぬ出会いがあったりするんだそう。
みんなが求めているものは何か、
どういうものを読みたいのか見たいのか、という
マーケティング的発想よりも
自分が面白いんだ楽しいんだ、という
自己満足的芸術思考の方が
結果としても面白いんじゃないでしょうか。
チョコを大して好きでもないライターさんがチョコの記事を書くより、
その辺にいるチョコ大好き男がチョコの記事を書いた方が読みたいんじゃないでしょうか。
正しい日本語、正しい文法という意味では
ライターさんの方が合ってるんでしょうけど。
そんな感じで勇気をもらった一冊でした。
書くためのコツみたいことも紹介されているので
興味があればぜひ。