朝が来て、一日は始まって、気持ちも動き出す。
悲しい夜は終わるのだ。
うまくいかなかったり悲しくなったりすると、
すぐに自分の才能や自信のなさを嘆き、
いろいろなモノを持っている人々を羨む。
自分のナイとみんなのアルを比べて
劣等感と被害者意識に苛まれる。
それはもう小さいときからそんな感じ。
でも、アルと言われている人たちも、
悩み苦しみ困難を乗り越えていくはず。
少なくとも乗り越える為に模索するはず。
つまりネガティブ思考というものは結局、
思考停止に他ならないということに気づいた。
そうやって自分に同情し慰めてあげれば
問題の本質と向き合わずに済むんだもの。
傷が目立たなくなってまた生きていく。
そういう生存方法もあるのかもしれないし、
そうやってしか生きられない場合もある。
でも、ボクは違うんじゃないか。
その先に行きたいと思っている。
自分が抱える問題の先の幸せを目指している。
そのためにすることは自分を慰めることではなく、
どちらかというと励ますことなのではないか。
そしてその幸せはきっとひとりじゃ掴めないんだろうな。