同年代の同僚の母親が急逝した。
大きな悲しみを前にした時に人はどう立ち直るのだろう。
なかなか笑えなくなってしまったとき、どうするのだろう。
何でもない日常、仕事、世間話、笑い、おいしいごはん。
そういうものの積み重ねが救いになるのかもしれない。
だんだんと時間が経っていくと心の中の悲しい密度は薄れていく。
思い出して悲しくなることはあるかもしれないけど、
その回数は少しずつ減っていく。
結局、時間をかけて少しずつ穴を埋めていくしかない。
だから、僕たちは悲しみに寄り添うことしかできない。
気の利いた一言や慰めを与えようとするのではなく、
日常を共に過ごしていくことが唯一できることなのかもしれない。
一緒に働いて、ときにごはんを食べたり、世間話をしたり。
そんなことしかできないけど、それこそが大事なんだよね。
腫れ物扱いしないで、いつも通り。
そうしよ。