誰の人生であっても、あたかも今の状況が必然であるかのように
物語を作ってしまえばそれは立派なものに見える。
「情熱大陸」や「プロフェッショナル仕事の流儀」など
物語調ドキュメント番組でピックアップされずとも
誰の人生もかっこよく美しく仕上げることができちゃうのだ。
それはある意味で一般人の希望にもなり得るし、
宣伝広告としても一定の効果が期待できるんだと思う。
ただ最近思うのは、「それ美化しすぎてない?」ということ。
もちろん個人があることに大きな価値を感じることは自由だけど
それを文字に起こして美化して伝えるのはなんだかなあと思う。
結局は自分の頭で考えて自分なりの解釈を獲得する必要がある。
物語は美しいけれど、その魔力に惑わされないようにしたい。