新政権になって選択的夫婦別姓がようやく動き出そうとしていた矢先、
女性議員が中心となって「『絆』を紡ぐ会」なるものを発足。
選択的夫婦別姓にすると家族の絆が薄まり、
日本の伝統文化が壊れるとの主張だけど、
『選択的』夫婦別姓なので、
パートナーと同じ姓になれて嬉しかった人も、
手続きが煩雑なので姓を変えたくない人も、
どちらも許容される。
不都合を感じる人が減ることは良いことだし、
夫婦同姓にしたければそれはそれで結構。
他人の選択肢が増えること、
みんなが同じでないことに
不安、不満を持つ人は一定数いて、
伝統や絆という精神論を持ち出して反対する。
諸外国では常識として運用されているのに、
日本ではうまくいかないというのは
一体どういう論理なんだろう。
これと似たような構造として、
同性婚も同じような問題を抱える。
結婚できる人が増えるだけなのに、
当事者でない人が伝統や家族という言葉を使って反対する。
守るべき伝統や文化もあるけれど、
時代に応じて考えや形を変えていかないと、
日本から人は減る一方で外国からも人が来なくなり、
静かに衰退していくだけだと思うんだけどなー。
自分の利害や感情だけでなく、
国や子どもたちの未来も考えて、
政策決定して欲しいものですね。