ユータロの日記

考えたこと、日々のこと、彼とのこと。

9.11に想いを馳せる

本日はアメリ同時多発テロから20年という日でした。20年前、僕は高校生で、アメリカに留学した同級生の安否を心配し、クラスメイト全員で、テレビの映像をかじりつくように見ていた記憶があります。同級生は無事だったのですが、日本の地方都市に住む高校生にとって衝撃的な映像ではあったものの、まるで映画を見ているように他人事でした。

しかし、今では、罪もない多くの犠牲者が出て、その家族や友人にとっては、大きな悲しみに包まれた20年だったことを想像すると、いたたまれない気持ちになります。テロは許されることではありませんし、二度と起こらないことを祈るばかりです。

一方で、アメリカという国として見ると見方は変わり、被害者であると同時に、加害者でもあると思います。自らの国益のために長年中東で行ってきたことが、テロのきっかけになっているのだとしたら、それはきちんと反省しなければいけません。アメリカという国はこれまでも多くの国で戦争をしていますので、攻撃してもされても、結局、名もない多くの一般人が犠牲になるのです。

日本も過去にアジアの国に対して、残虐な行為を行なった歴史があります。時が経っても、常に反省し、二度とそのような行動を起こさないよう、自らの態度や行動で表現し続けることが償いになり得るのだと思います。

僕たち一般人にできることといえば、まずは知ることですね。そしてできれば自分の意見を持つこと。言葉で話し合って、より良い解決方法を見つけることができれば、誰かが死ななくても済む。知る。考える。想像する。できることから一つずつ始めていきたいですね。