同僚がオメデタらしい。
同僚の奥さんもオメデタらしい。
友人もオメデタだと先日報告を受けた。
身近に溢れるオメデタニュース。
それは少なからず周りの人々をハッピーな気持ちにさせる。
妊娠のニュースを聞くと心がざわつくと言っていたボクですが…
このモヤモヤがどこからくるのか、少しわかった気がしました。
妊娠の話になるとセットでついてくるのが、
まだ子どもがいない人や独身者に向けた
「ほらあなたも早く作らないと」
「あなたも頑張らないと」
といった無神経な発言の数々。
そもそも子どもがいない人のパターンをざっくり挙げると
(1)子どもは何らかの理由で作らない(作れない)
(2)頑張っているけどなかなかできない
(3)そもそも結婚していない
てなもんで、どの人に向かって言うにも失礼じゃないか。
特に何らかの理由で子どもができない人や、
頑張っているけどなかなかできない人に向かって
「早く作れ」だの「頑張って」だの言うのはデリカシーなさすぎ。
こういうマジョリティの伝統的な出来事の裏では、
マイノリティへの無意識の暴力が多く存在する。
結婚にまつわるニュースが嫌なのも、
結婚したくてもできない人に向かって放たれる
無神経な発言の数々に晒されなければいけないからだ。
別に結婚する人が憎いのでも子どもを産むのが憎いのでもなく、
そういう場面では必ずと言っていいほど
「そうでない」人たちに向かっては無意識な暴力が存在する。
そして言う側も善意で言っていることが多いからタチが悪い。
みんなが同じものを持っているという前提で話すの、
もう辞めません?すでに21世紀ですよ?
そういうところにはいつまでも敏感でいたいなー。