ユータロの日記

考えたこと、日々のこと、彼とのこと。

働く、と向き合う時間をつくる

働くとはどういうことか。この問いにきちんと向き合ったことがあったかな。

日本の大多数の学生生活の終点は大学である。3年生になると訳のわからないままに就職活動へ突入。自己分析や志望動機の捻出と向き合うこととなる。通過しやすいESの書き方、面接での必勝法、印象を良くする方法などを試行錯誤し、できるだけ人気のある企業に滑り込む。滑り込めない人は自信を失ってしまう。そうやって押し出されるようにして社会人になる。

気がつけば就職した会社で、よりうまく働く方法を考え、仕事の意義や働く楽しさなどを考える間もなく、長時間労働の闇へと導かれる。疲れ果てて何も考えられない日々が続く。ようやく余裕がでてきて、自分の人生について考えることができるようになったら、結婚適齢期。多方面から結婚についての圧力を受ける。結婚できたものは仕事に加え、育児家事に忙殺され、結婚できなかったものはまた自信を失う。

現実はこんなに酷くはないのかもしれませんが、周りに合わせてシステムの中で生きていると、何のために働くのか?どういうふうに働くのか?どういう仕事がしたいのか?という問いと向き合わずとも生活ができてしまうので、いつの間にか生活のために働くようになってしまう気がします。

働くとはどういうことか。どのように働いていきたいのか。高齢社会の中で、働く時間がどんどん長くなる現在、今一度、向き合ってみたいと思います。